だちょうの脚力
だちょうは約60km/hで走ります。
最大は70lm/hもいけると言われています。
これは地球上の二足歩行の生物としては最速で、サバンナではチーターの次に早くサラブレッドと同じスピードです。
しかもダチョウには持久力があり、1時間以上このスピードで走り続けることができると言われています。
だちょうの脚の最大の特徴は指が2本しかなく、爪が1つしかないことです。実質は真ん中の1本だけが機能していて、側面のもう1本はそれを補助しています。エミューやレアとはここが大きく違います。
逆に言えばキック力はこの1本の爪に特化されることとなり、スピードを可能にしているのが強靭な脚力と特殊な指は時に凶器にもなります。
だちょうの脚力はすさまじく、100平方センチあたり最大4.8トンものパワーを発揮します。
この力は場合によっては天敵であるライオンやチーターを殺すこともあり、勿論それは人間も例外ではありません。
日本ではまだ死亡例がありませんが、骨折などの事故は動物園等で度々あります。死亡事故については、最近だと2009年、中国でペットボトルを拾おうとして柵を越えた70代の男性がだちょうのオスに蹴られ死亡しています。
だちょうを舐めるな、ということです。
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