鳴けない鳥、だちょう
一番最初にお伝えしましたが、生物学的には「だちょう」という一種類の鳥類にのみ分類されますが、北アフリカダチョウ、マサイダチョウのレッドネック系、ソマリアダチョウ、南アフリカダチョウのブルーネック系、南アフリカで育種されたアフリカンブラックという種類がいます。
日本で飼育されているだちょうは、「アフリカンブラック」にあたるものがほとんどです。
かつてはアラビア半島にも生息していましたが、乱獲などで20世紀中には既に絶滅していたと考えられています。
また、だちょうは鳥なのに鳴くこともできません。
これは、鳴くために必要な声帯がないからです。
しかし、雄はげっぷのような要領で、「唸る」(三回低い音を出す)ことができます。
雌もしゃっくりのような「ワン」という音で「唸る」ことがあります。
さらに驚くべきことに、雛鳥の頃は、「コロロロロ・・・」という音で鳴くことができるのです!
これは雛鳥の頃はまだ声帯が退化していないからなのです。
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